ヴィクトリア州にはじめてブドウが植えられたのは1838年のことでした。1850年代、スイス人のポール・カステラがイエリング・ステーションを引き継ぎ、本格的なブドウ栽培とワイン醸造が始まり、ヤラ・ヴァレーはワイン産地としても観光地としても発展していきますが、20世紀に入ると牧畜地帯にもどります。再びヤラ・ヴァレーにブドウ栽培が始まるのは1970年代でした。何度となく持ち主が変わった後にラスボーン・ファミリーがイエリング・ステーションを購入したのは1996年。以来、地域の特性を表現する上質ワインを造るために家族経営を堅持すると共に、ワイン産地としての昔のような魅力にあふれるヤラ・ヴァレーを復活させるため、レストランや観光設備などの充実にも努めています。■ヴィラージュ シャルドネ 2010涼しく乾燥したヴィンテージで長く安定した気候の熟成期。灰色のローム層が黄色い粘土層に乗った土壌。機械と手作業で収穫した果実の80%は樽で、20%はステンレス槽で発酵。228Lと500Lフレンチ・オークで9ヶ月間熟成。微かに緑がかかった薄い藁色で、白桃、洋梨、カシューナッツの香りにシトラスとミネラルと新鮮さが感じられる。イエリング・ステーション Yering Station
次へ